青空文庫

「忠直卿行状記」の感想

忠直卿行状記

ただなおきょうぎょうじょうき

菊池63
家族不和武士の倫理歴史的人物の描写自己認識悲劇鬱屈

書き出し

一家康の本陣へ呼び付けられた忠直卿の家老たちは、家康から一たまりもなく叱り飛ばされて散々の首尾であった。「今日井伊藤堂の勢が苦戦したを、越前の家中の者は昼寝でもして、知らざったか、両陣の後を詰めて城に迫らば大坂の落城は目前であったに、大将は若年なり、汝らは日本一の臆病人ゆえ、あたら戦を仕損じてしもうたわ」と苦り切って罵ったまま、家康はつと座を立ってしまった。国老の本多富正は、今日の合戦の手に合わな

2025/08/08

艚埜臚羇1941さんの感想

  あまりの 人格者も 薄気味 悪いけど 暴虐 無慈悲な 主君に 仕えるのも 命懸け であろう。小説だから めりはりを つけて 人目を 引く 工夫を 各所に 仕込むのも 無理もない。この手の 激昂 しやすい お方は 診てもらえば 立派な 病名が くだされる 可能性大と 感じた。

2023/05/23

ネモフィラさんの感想

囲碁で負けた爺が、本心で誉めていたにも関わらず伝わらない。 孤独だったかもしれない、だがしかし、暴君には変わりなく、臣下、庶民、犠牲者多数の酷い所業。 幼少期に本気になって叱ってくれる、怖い存在は必要に思う。

2020/06/29

2c4f69358a48さんの感想

言い伝えとしては面白いが、単なるお坊ちゃまの気まぐれな人生

2020/05/12

梶サンさんの感想

叱ってくれる人がいるって、大切。 憎い人の2、3人は居たほうが、かえって救いがありますね。

2016/05/27

1a9253279efaさんの感想

孤独こそが人にとって唯一真実であると思うが、そこに一度意識を向けてしまったがために正気ではいられなくなった忠直。ある種誰しもが心に抱く「自分のことを本当にわかってもらいたい」という欲こそ決して叶わず、叶うべきではない面白い部分だと思う。 傑作。

2016/05/16

92eb88803a56さんの感想

読むのは二度目だが、面白い。残虐非道だと言われている主人公の寂しさをよく表していて良い、読むべき

2016/03/08

0acccdcdc06cさんの感想

一伯が食べたい

2015/11/27

80a6b5c171cbさんの感想

ずいぶん昔に読んだものだから、ただ、忠直の苦しみや暴虐ばかりを覚えていた。 最後には気持ちの良い歳月を過ごしたようで、良かったねって感じ。 菊池寛の小説は、読後感が良いのが好まれるんだけど、それがまた文学ではないって言われる由縁。 売れない小説家はただの世捨て人と言った、つかこうへいの言葉を思い出し、そして菊池寛の偉大さを思う。

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