青空文庫

「白い壁」の感想

白い壁

しろいかべ

本庄陸男67
下町風土家族不和病中苦悩貧困孤絶静謐鬱屈

書き出し

一とうとう癇癪をおこしてしまった母親は、削りかけのコルクをいきなり畳に投げつけて「野郎ぉ……」と喚くのであった。「いめいめしいこの餓鬼やあ、何たら学校学校だ。この雨が見えねえか!今日は休め!」「あたいは学校い行くんだ」富次は狭い台所ににげこんでそう口答えをした。しばらく彼はそこでごとごといわせていたが、やがて破れ障子の間からするりと出てきて蒼ぐろい顔をにやりとさせた——「なあおっ母あ、お弁当があん

2025/01/08

時間旅行者さんの感想

低能組、と編成された生徒達と受け持ちの先生 先生は専門的な知識があって担当しているわけではなく、いつも引け目を感じている でもこの先生は低能児と呼ばれて誰からも嘲られている生徒達に寄り添う気持ちがある 苦しみながら 灰谷健次郎『兎の眼』を想わせる作品

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