青空文庫

「神楽阪の半襟」の感想

神楽阪の半襟

かぐらざかのはんえり

水野仙子12
家族不和病中苦悩貧困叙情的孤絶憂鬱

書き出し

神樂阪の半襟水野仙子貧といふものほど二人の心を荒くするものはなかつた。『今日はお精進かい?』とでも、箸を取りかけながら夫がいはうものなら、お里はそれが十分不足を意味してるのではないと知りながら、『だつて今月の末が怖いぢやありませんか。』と、忽ち怖い顏になつて聲を荒だてる。これだけ經濟を爲し得たといふ消極的な滿足の傍、夫に對してすまないやうな氣の毒のやうな、自分にしても張合のない食卓なので、恰も急所

2017/10/26

花筏さんの感想

昔の書き方が少しされているけれど、このくらいなら特に読むのに支障はない 欲しい、と口に出すのは憚られるので、さりげなく言葉の端々で欲しいアピールをするが、気づいてもらえなくて静かにこっそり落ち込むのは、私もよくやっている

2017/07/01

477ff7930ce3さんの感想

師走の忙しい街なかでのお里と旦那さんの会話が結局はお互い気遣う仲なんだろうなと感じてます。

2015/12/21

f399740ccaf4さんの感想

暮れの季節の騒がしさにわくわくしながら神楽坂を歩くお里がとても可愛らしかったです。

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