青空文庫

「初島紀行」の感想

初島紀行

はつしまきこう

作家の日常文壇交友旅の情景叙情的懐古静謐

書き出し

正月六日朝早く千人風呂に入つて、その硝子窓から伊豆の沖の美くしい日の出を見ました。今日の快晴は疑ふべくも無い。海は襦子の感觸を以て銀の色を擴げ、中にところどころ天鵞絨の柔かみを以て紺青の圓い大きな斑を見せて居ました。何と云ふ好い凪でせう。湯から上がると六時でした。宿の若い衆が、昨夜から頼んで置いた熱海の船が出來たと云ふ電話を取次いで來ました。それを更に他の三方の部屋へ知らせました。正月の初めに偶然

2021/11/16

19双之川喜41さんの感想

 区長さんは 島中の椿の実の収穫量を暗記しており 香りの良い水仙は 根の蔓延(はびこ)る為 一顧だにされないという。 貨幣価値を基準にして 咲き誇る花の損得をみる。 まるで 売文家が 1字何円か胸算用するように。 当然のことなのかも しれないと感じた。

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