青空文庫

「日光」の感想

日光

にっこう

田山花袋16
下町風土文明開化静謐叙情的懐古

書き出し

一野州はすぐれた山水の美を鍾めてゐるので聞えてゐる。水石の美しいので聞えてゐる。深い溪谷の多いので聞えてゐる。雲煙の多いので聞えてゐる。中でも、日光の山水を持つた大谷川の谷と鹽原の勝を持つた箒川の谷とが一番世に知られてゐる。しかし、この他に鬼怒川の大きな溪谷のあることを忘れてはならない。しかし、何と言つても一番すぐれてゐるのは大谷の峽谷だ。電車が通じ、凉傘が日に照り、都會の人々を乘せた籠や車が絶え

2021/05/25

阿波のケンさん36さんの感想

昔の小説家は自然に造詣が深い。作者も生まれ故郷の栃木の自然を紹介している。鮎は取れないが蕎麦が美味いらしい。今もそうだろうか?

2019/10/28

19双之川喜41さんの感想

 自然薯(じねんじょ)売りの女が  寺の坊さんに 値切られて  そんなこと言ったって掘るのが 難儀(なんぎ)だ という場面も 面白い。 近頃流行りの 野生動物を食する ジビエという習慣も 当時 あったようで  猿まで食べたというのは 本当かなと思った。

2016/11/27

b9ef941530ccさんの感想

日光風土記と言うか、田山花袋の故郷日光の風土をたんたんと紹介した地理案内書。

2016/05/09

あやっちさんの感想

大好きな日光を、昔はこんな風に旅したというのがありありと目に浮かびました。当時は猿も食べていたという事で驚きました。実際に同じ道を辿ってみるのも面白いだろうなと思いました。

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