くさあやめ
書き出し
二丁目の我が借家の地主、江戸児にて露地を鎖さず、裏町の木戸には無用の者入るべからずと式の如く記したれど、表門には扉さへなく、夜が更けても通行勝手なり。但知己の人の通り抜け、世話に申す素通りの無用たること、我が思もかはらず、然りながらお附合五六軒、美人なきにしもあらずと雖も、濫に垣間見を許さず、軒に御神燈の影なく、奥に三味の音の聞ゆる類にあらざるを以て、頬被、懐手、湯上りの肩に置手拭などの如何はしき…
緑の芽
Sketches for details Shima
権三と助十
ぱるきよさんの感想
ただの草だと罵って、後で綺麗に咲いたらごめんなさいという泉先生の可愛らしさがわかりました