ろせい
書き出し
今を距ること三十余年も前の事であった。今において回顧すれば、その頃の自分は十二分の幸福というほどではなくとも、少くも安康の生活に浸って、朝夕を心にかかる雲もなくすがすがしく送っていたのであった。心身共に生気に充ちていたのであったから、毎日※※の朝を、まだ薄靄が村の田の面や畔の樹の梢を籠めているほどの夙さに起出て、そして九時か九時半かという頃までには、もう一家の生活を支えるための仕事は終えてしまって…
道灌山
縮緬のこころ
木の都
19双之川喜41さんの感想
釣果を 露伴は 初めてあった少年に 渡してしまう。 継母と うまくいってない 憂いにみちた少年の表情の描写が 巧みであると感じた。