青空文庫

「弥彦山」の感想

弥彦山

やひこやま

長塚10
下町風土旅の情景自然と人間の冥通叙情的静謐

書き出し

新潟の停車場を出ると列車の箱からまけ出された樣に人々はぞろ/\と一方へ向いて行く。其あとへ跟いて行くとすぐに長大な木橋がある。橋へかゝつてぶら/\と辿つて來ると古傘を手に提げた若者が余の側へ寄つて丁寧な辭儀をして新潟はどちらへお泊りですかと問うた。彼は宿引であつたのだ。何處といふことはないが郵便局へ用があるのだから其方へ行かねばならぬと斷る積りでいふと、局ならばすぐ手前のうしろに當つて居ります、手

2022/04/12

19双之川喜41さんの感想

 彌彦山は 越後の名山である。カンド(甘露)を なめるようだと 勧められた 柿を 食べながら 山を 振り返る。駅頭に 降り立つと 直ぐに 宿の客引きが 寄ってきて ずっと 着いてくる。そんな 光景も よく あったなあと 昔を 想った。

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