青空文庫

「老妓抄」の感想

老妓抄

ろうぎしょう

下層階級の描写下級官吏の描写奇人描写孤絶文壇交友叙情的憂鬱

書き出し

平出園子というのが老妓の本名だが、これは歌舞伎俳優の戸籍名のように当人の感じになずまないところがある。そうかといって職業上の名の小そのとだけでは、だんだん素人の素朴な気持ちに還ろうとしている今日の彼女の気品にそぐわない。ここではただ何となく老妓といって置く方がよかろうと思う。人々は真昼の百貨店でよく彼女を見かける。目立たない洋髪に結び、市楽の着物を堅気風につけ、小女一人連れて、憂鬱な顔をして店内を

2019/10/26

19双之川喜41さんの感想

 自称 発明家の柚木は 世間からは 若い燕と思われている。 老妓は なにごとであれ 一途に打ち込む姿を見たいと思っているのである。 この温度差を 見事に 紡ぎ出す。 いよよ 若やいだのかもしれないとは 感じた。

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