青空文庫

「年賀状」の感想

年賀状

ねんがじょう

初出:「東京朝日新聞」1929(昭和4)年1月1日、3日

作家の日常文壇交友知性と感性の対立社会批評分析的懐古軽妙

書き出し

友人鵜照君、明けて五十二歳、職業は科学的小説家、持病は胃潰瘍である。彼は子供の時分から「新年」というものに対する恐怖に似たあるものを懐いていた。新年になると着なれぬ硬直な羽織はかまを着せられて親類縁者を歴訪させられ、そして彼には全く意味の分らない祝詞の文句をくり返し暗誦させられた事も一つの原因であるらしい。そして飲みたくない酒を嘗めさせられ、食いたくない雑煮や数の子を無理強いに食わせられる事に対す

2026/02/25

艚埜臚羇1941さんの感想

  一年に 一度の 文章らしきものを 書く 機会は 減って 賀状は もはや 絶滅危惧種と なりさがった。切手しか 当たったことが ないのに 懲りずに 出し続けたのは 欲に 駆られた せいかもしれない。 科学者の 頭は 先を 見通す 力が 卓越していることが 理解できる 文章であると 感じた。

2020/10/14

19双之川喜41さんの感想

 年賀状の効用の くだりで ネット社会を 予想するかのようにも 思える 情報の錯綜に 触れているのが 面白い。 賀状は 減ることは あっても 増えることは 無いだろう。

2020/03/09

e979365633cfさんの感想

今で言うインターネットのような発想をこの時代で持ち合わせており、またやり取りした情報からその人の特性を洗い出すweb広告のアルゴリズムのようなことにも言及していて驚いた。

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