青空文庫

「幕末維新懐古談」の感想

幕末維新懐古談

ばくまついしんかいこだん

03 安床の「安さん」の事

03 やすどこの「やすさん」のこと

作家の日常回顧的文壇交友叙情的懐古軽妙

書き出し

町内に安床という床屋がありました。それが私どもの行きつけの家であるから、私はお湯に這入って髪を結ってもらおうと、其所へ行った。「おう、光坊か、お前、つい、この間頭を結ったんじゃないか。浅草の観音様へでも行くのか」主人の安さんがいいますので、「イエ、明日、私は奉公に行くんです」と答えますと、「そうかい。奉公に行くのかい。お前は幾齢になった」などと話しかけられ、十二になったから、八丁堀の大工の家へ奉公

2025/07/19

艚埜臚羇1941さんの感想

  光雲は ふとした ことから 大工になる 筈が 彫刻家に なってしまった。床屋の 安さんの 口入れによる。弟子入り 先の 高村東雲は 江戸名所図会を 専門に 刷った人という。そのことを 私は 知らなかった。現在 江戸名所図会は 出版社の 文庫本にも 収録されていて 知る人ぞ知る 名著であり 不思議な 縁が あるものだと 感じた。

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