青空文庫

「45回転の夏」の感想

45回転の夏

よんじゅうごかいてんのなつ

第3章 フルサークル、1991年

だいさんしょう フルサークル、せんきゅうひゃくきゅうじゅういちねん

初出:「45回転の夏」新潮社、1994(平成6)年7月20日

鶴岡雄二162
世代間ギャップ孤絶現代のオフィス自己認識分析的懐古静謐

書き出し

31でも、さびしくなるといつもあのヒコリーの風を感じているふりをするんだヒコリー・ウィンドグラム・パースンズ(バーズ)外も室内も静かになってたせいで、機械どもが吐き出すノイズが、このフロアを靄のようにつつんでいるのが、はっきりときこえるようになった。コマンドを確認し、リターン・キーを叩き、プリンターに処理をわたす。すぐに点滅にもどったカーソルを、慶一は腹立たしげに見た。デスクの両端におかれた、レン

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