青空文庫

「春の日のさした往来をぶらぶら一人歩いてゐる」の感想

春の日のさした往来をぶらぶら一人歩いてゐる

はるのひのさしたおうらいをぶらぶらひとりあるいている

下町風土内省孤絶叙情的静謐

書き出し

春の日のさした往来をぶらぶら一人歩いてゐる。向うから来るのは屋根屋の親かた。屋根屋の親かたもこの節は紺の背広に中折帽をかぶり、ゴムか何かの長靴をはいてゐる。それにしても大きい長靴だなあ。膝——どころではない。腿も半分がたは隠れてゐる。ああ云ふ長靴をはいた時には、長靴をはいたと云ふよりも、何かの拍子に長靴の中へ落つこつたやうな気がするだらうなあ。顔馴染の道具屋を覗いて見る。正面の紅木の棚の上に虫明け

2022/10/10

鍋焼きうどんさんの感想

ちい散歩ならぬ「りゅう散歩」

2015/11/24

a5ac6a3c331fさんの感想

ホカホカした陽気が、感じられます。東京か伊豆の方なのか 和やかな散策のひととき。 何でもない時間も 作品になってしまう。

2015/11/23

右島絵莉さんの感想

 芥川の私生活が分かるような、彼にしては明るいものではないでしょうか。室生犀星が突然登場するのも、現実味があって良い。  短いですが、彼がどのようにして街を歩いていたのか、どのようにして観察していたのかが垣間見える、面白い文章だと思います。

1 / 0