青空文庫

「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」の感想

あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)

あとがき(『みやもとゆりこせんしゅう』だいにかん)

初出:「宮本百合子選集 第二巻」安芸書房、1948(昭和23)年12月

作家の日常創作背景古典の翻案自己認識内省的分析的回顧的

書き出し

「古き小画」の新聞切抜きが見つかって、この集に入れられたのは思いがけないことだった。この、ペルシャの伝説から取材した小説は一九二三年の夏じゅうかかって執筆され、書き上ってから北海道の新聞にのせられた。スカンジナヴィア文学の専攻家でブランデスやハムスンを日本に紹介した宮原晃一郎氏が、故郷である北海道の新聞へ何か作品をということで書き出したものだった。このたび思いがけなく新聞切抜きを発見することができ

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