さぎとおしどり
書き出し
二三年前の夏である。僕は銀座を歩いてゐるうちに二人の女を発見した。それも唯の女ではない。はつと思ふほど後ろ姿の好い二人の女を発見したのである。一人は鷺のやうにすらりとしてゐる。もう一人は——この説明はちよつと面倒である。古来姿の好いと云ふのは揚肥よりも趙痩を指したものらしい。が、もう一人は肥つてゐる。中肉以上に肥つてゐる。けれども体の吊り合ひは少しもその為に損はれてゐない。殊に腰を振るやうに悠々と…
京都日記
ナンセンス
猿面冠者
鍋焼きうどんさんの感想
美を渉猟する芥川の幻滅が目に見える。遠目に鑑賞するだけにすればよかった。残念。