青空文庫

「悪魔」の感想

悪魔

あくま

古典の翻案宗教的葛藤自己認識叙情的回顧的憂鬱

書き出し

伴天連うるがんの眼には、外の人の見えないものまでも見えたさうである。殊に、人間を誘惑に来る地獄の悪魔の姿などは、ありありと形が見えたと云ふ、——うるがんの青い瞳を見たものは、誰でもさう云ふ事を信じてゐたらしい。少くとも、南蛮寺の泥烏須如来を礼拝する奉教人の間には、それが疑ふ余地のない事実だつたと云ふ事である。古写本の伝ふる所によれば、うるがんは織田信長の前で、自分が京都の町で見た悪魔の容子を物語つ

2023/01/20

鍋焼きうどんさんの感想

悪魔が人間的な愛を持つという矛盾。人間の中には全く愛の心を持たない冷酷無比な者もいる。どちらが人間的でどちらが悪魔か。また視点を変えれば、一人の人間の中には悪魔が同居しているとも言える。

2020/11/27

19双之川喜41さんの感想

 キリシタンの布教の手練手管は 研究し尽くされたもので純朴な邦人は苦もなくやられた。 で させたくないものほど 堕落させると 説くのは 高等戦術で 逡巡 してみせて真に受けさせると 巧くいったのではと感じた。 同行二人とも 思った。

2018/09/14

いちにいさんの感想

「………堕落させたくないもの程、益堕落させたいのです。………」 この心理は、小学校時代の男の子が好きな女の子にこそ悪戯をする構図に似ている。逆の感情が出てしまう。不器用なのか照れ屋さんなのか! 本音と建前なら技巧的だが、この悪魔の感情は本能的とでも言おう。 善と悪は紙一重なのだ。 世間には善人しかいないのだ。 しかめっ面してる赤ん坊はいない。 素直で、無垢で笑顔笑顔だけの人間関係は結局成立しない。 殺人の理由が愛していたから

2018/05/05

早川マリエさんの感想

最後まで全く予想できなかったオチの大きな驚きと腑に落ちた感がすごかった。 読後にタイトルを見て、溜息をついてしまった自分にも苦笑い。

2018/01/25

1c46181944cbさんの感想

硬質の宝石の煌きを感じた。ただ感嘆。

2018/01/21

ced1d8471061さんの感想

哀しい

2017/12/02

4ccb5a099ff6さんの感想

まんこがナメたいでしょう

2017/09/24

2f1d002587dcさんの感想

読み手に問を与える文章である。

2017/08/28

虹色の贅沢さんの感想

奥深い、実に。

2017/06/14

42bb28656552さんの感想

悪魔の心持ちは片想いのそれのようだ。

2017/05/29

c91f754e24f5さんの感想

素晴らしい。悪魔の恋

2017/04/19

3e014bc27a30さんの感想

織田信長の臣下のバテレンが悪魔を見たという話に材を取る。美しく清らかなものを堕落させたいが堕落させたくない、汚したいが永遠に汚れなきままでいて欲しいと告白し憐れんでくれと言う悪魔。我々も同じだと芥川は締めくくるがなるほどそういうオタクはよく居る。というのは冗談だが、新雪を踏み荒らす快感と同じく一種の支配欲のあらわれでもあるだろう。

2017/03/18

あきらちゃんさんの感想

相反するものを抱えて生きている訳だ。人間ってのは

2016/11/30

bdd53005a915さんの感想

反転。 意志の否定。否定の肯定。環状のディストピア。

2016/11/04

509b16121629さんの感想

これは良作だと思う

2016/06/02

caa946496583さんの感想

人間はみんな悪魔だな

2016/04/06

58b872dfabb6さんの感想

人間そのものではないですか。

2016/03/26

e3f61a71d0caさんの感想

悪魔ほど人間に近いものはいない

2016/03/06

8360a510f446さんの感想

圧巻。

2015/12/28

d43e7a9da60bさんの感想

心の陰と陽。 悪魔であっても、たいして人とは変わらないのかもしれない。

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