青空文庫

「紅玉」の感想

紅玉

こうぎょく

鏡花36
孤絶自己認識芸術家描写叙情的憂鬱静謐

書き出し

時。現代、初冬。場所。府下郊外の原野。人物。画工。侍女。(烏の仮装したる)貴夫人。老紳士。少紳士。小児五人。——別に、三羽の烏。(侍女と同じ扮装)小児一やあ、停車場の方の、遠くの方から、あんなものが遣って来たぜ。小児二何だい何だい。小児三ああ、大なものを背負って、蹌踉々々来るねえ。小児四影法師まで、ぶらぶらしているよ。小児五重いんだろうか。小児一何だ、引越かなあ。小児二構うもんか、何だって。小児三

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