青空文庫

「土曜夫人」の感想

土曜夫人

どようふじん

下層階級の描写芸術家描写都市の異化叙情的憂鬱静謐

書き出し

女の構図一キャバレエ十番館の裏は、西木屋町に面し、高瀬川が流れた。高瀬川は溝のように細い。が、さすがに川風はあり、ふと忍びよる秋のけはいを、枝垂れた柳の葉先へ吹き送って、街燈の暈のまわりに夜が更けた。しかし、十番館のホールではまだ夏の宵だった。裳裾のようにパッとひらいた頽廃の夜が、葉鶏頭の花にも似た強烈な色彩に揺れて、イヴニングドレスの背中をくりぬいて見せた白い素肌が、蛇のようにくねると、そのくぼ

2022/03/30

阿波のケンさんさんの感想

戦後直ぐの京都のダンスホールを中心とした人間群像。成金、没落貴族や芦屋婦人その他遊び人たちを通じて当時の世相を映し出している。

2020/11/17

19双之川喜41さんの感想

 関西のダンスホール▫表向き高級割烹▫飲み屋街などに蠢(うごめ)く写真家▫ダンサーなどの群像を描いている。 照準定まらずに 鉄砲を撃ちまくるという感があるけど 風俗を映した 点では 面白いと思う人もいるかもしれないと感じた。

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