青空文庫

「江戸か東京か」の感想

江戸か東京か

えどかとうきょうか

初出:「趣味 第四巻第八号」1909(明治42)年8月

淡島寒月18
下町風土回顧的歴史的背景叙情的懐古軽妙

書き出し

私が子供の時に見たり聞いたりしたことを雑然とお話しようが、秩序も何もありませんよ。その上子供の時の事ですから、年代などは忘れてしまってる。元治慶応明治の初年から十五、六年までの間です。私が住っていた近くの、浅草から両国馬喰町辺の事ですか——さようさね、何から話して好いか——見世物ですな、こういう時代があった。何でもかんでも大きいものが流行って、蔵前の八幡の境内に、大人形といって、海女の立姿の興行物

2023/09/15

a9b2be4143a4さんの感想

江戸から東京になって、地方人に蹂躙されたっていう感覚にはなるほど。 今は当時に比べれば相当上品になったんだろうけど、猥雑な時代も羨ましく感じられる。

2019/10/24

19双之川喜41さんの感想

 安政うまれの 著者は 時代の変わり目の 証人なので 断髪令に対する庶民の反応を語る。 断髪鬘を 髷の上から着けている人がおり 床屋は 切り落とした髷を軒先に 下げたとか。笑えると感じた。

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