青空文庫

「青眼白頭」の感想

青眼白頭

せいがんはくとう

文学不信文明開化金銭と人間関係軽妙風刺的鬱屈

書き出し

○後生を口にすること、一派の癖のやうになりぬ。陸に汽車あり、海に汽船あり、今や文明の世の便利を主とすればなるべし。何故といはんも事あたらしや、お互に後世に於て、鼻突合はす憂なければなり。憂は寧ろ、虞に作るをよしとす。○仰有る通り皆後世に遺りて、後世は一々これが批判に任ぜざる可からずとせば、なりたくなきは後世なるかな。後世は応に塵芥掃除の請負所の如くなるべし。○おもふがまゝに後世を軽侮せよ、後世は物

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