青空文庫

「ロマネスク」の感想

ロマネスク

ロマネスク

初出:「青い花」1934(昭和9)年11月

太宰49
奇人描写家族不和自己認識叙情的孤絶怪奇

書き出し

仙術太郎むかし津軽の国、神梛木村に鍬形惣助という庄屋がいた。四十九歳で、はじめて一子を得た。男の子であった。太郎と名づけた。生れるとすぐ大きいあくびをした。惣助はそのあくびの大きすぎるのを気に病み、祝辞を述べにやって来る親戚の者たちへ肩身のせまい思いをした。惣助の懸念はそろそろと的中しはじめた。太郎は母者人の乳房にもみずからすすんでしゃぶりつくようなことはなく、母者人のふところの中にいて口をたいぎ

2026/03/26

さんの感想

努力の方向を間違えた男たちが残念な人生を辿る滑稽話。 それでもその生き様を否定しないラストが趣深くて面白い。

2020/11/17

19双之川喜41さんの感想

 短編集であると 誰だって 思いこむ。 ところが 終わり頃 三人が 勢揃いすることになる。 この様な 構想の作品は 初めてなので 手の込んだ趣向に 感心する。 太宰の 創作の裏側を 垣間見たような 気になった。

2020/10/19

yopparariさんの感想

思いがけず、とても面白かった。もう一回頭から読みたい話だこれは。

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