青空文庫

「三年たった今日」の感想

三年たった今日

さんねんたったきょう

日本の文化のまもり

にほんのぶんかのまもり

初出:「新日本文学」1948(昭和23)年8月号

文明開化歴史的背景社会批評分析的回顧的

書き出し

絶対主義と戦争熱で正気をうしなっていた日本の政府が無条件降伏して、ポツダム宣言を受諾したのはつい一昨昨年の夏のことであった。今日までに、まる三年たつかたたずである。その短い間に日本の民主化の道は、はっきりと三つの段階を経た。第一期は一九四五年八月十五日から次の年の春ごろまで。これは国の内外において、日本の民主化ということが最も正直に考えられ、実行されようとした期間であった。当時連合軍総司令部から発

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