青空文庫

「「どう考えるか」に就て」の感想

「どう考えるか」に就て

「どうかんがえるか」について

初出:「改造」1946(昭和21)年2月号

創作背景文学不信歴史的背景分析的憂鬱

書き出し

最近、一つの示唆に富んだ経験をした。この頃は、いろいろなところで新しい雑誌の発行や本の出版計画がある。或る書房が、文化・文学雑誌の創刊をすることとなって、原稿をたのまれた。時間がなくて、すぐその希望には応じかねた。けれども、一部の作家が全く窒息させられていた何年かの間、少くともその書房は、将来の展望を失わず、文化の本質に対して持するところある態度を保って来ていた。ただ断ってしまうのは、何か気のすま

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