『この心の誇り』
『このこころのほこり』
パール・バック著
パール・バックちょ
初出:「新女苑」1940(昭和15)年9月号
宮本百合子約22分
創作背景女性の内面家族不和自己認識分析的叙情的憂鬱
書き出し
私たちは、どんな本でも、自分の生活というものと切りはなして読めない。そして、どんな本を読んでも、最後にはその印象が落ちてみのる生活の土壤というものは、日本の社会のさまざまな特質によって配合され、性格づけられたものである現実も知っている。私たちは、植物のようにひとりでにその土壤から生えているのではなくて、力よわくとも一人の人間の女であるから、自分の生命の価値について冷淡ではあり得ない。よりよく生きた…
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