青空文庫

「ソヴェト労働者の解放された生活」の感想

ソヴェト労働者の解放された生活

ソヴェトろうどうしゃのかいほうされたせいかつ

初出:「文学新聞」1931(昭和6)年11月10日特別記念号

歴史的人物の描写異国情緒社会批評革命と社会期待軽妙風刺的

書き出し

家主がいないソヴェト同盟には地主がない、従って家主という小面倒な奴もいない。住居は殆どみんな国家のものだ。モスクワならモスクワ市の住宅管理局というものがあってそこから組合で、または個人で家を借りるのだ。ところが一つ大いに愉快なことがある。それはさすがはプロレタリアートと農民のソヴェト同盟だ。家賃は借りる人が一ヵ月にとる月給に応じてきめられる。日本人なんぞは、例えば家主の権田の親爺が月十八円ときめて

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