青空文庫

「霊魂第十号の秘密」の感想

霊魂第十号の秘密

れいこんだいじゅうごうのひみつ

海野十三116
SF的想像力家族不和少年の日常科学的手法期待軽妙静謐

書き出し

電波小屋「波動館」みなさんと同じように、一畑少年も熱心な電波アマチュアだった。少年は、来年は高校の試験を受けなくてはならないんだが、その準備はそっちのけにして、受信機などの設計と組立と、そして受信とに熱中している。彼は、庭のかたすみに、そのための小屋を持っている。その小屋の中に、彼の小工場があり、送受信所があり、図書室があった。もちろん電源も特別にこの小屋にはいっていた。この小屋を彼は「波動館」と

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