青空文庫

「一坪館」の感想

一坪館

ひとつぼかん

初出:未詳

海野十三73
少年の日常日常の非日常歴史的背景叙情的懐古静謐

書き出し

銀座の焼跡すばらしき一坪館!一坪館て何だろうか。何がそんなにすばらしいのか。早くそれを御話ししたいのであるが、待って下さいよ、よく考えて見るとやっぱり一坪館のお誕生のところから、このものがたりを始めた方がいいようだ。さて、その始まりの話であるが、ここは銀座である。ただし、あのにぎやかな銀座の姿はどこにもみられない。みわたすかぎり焼野原である。灰と瓦と、まだぷすぷすとくすぶっている焼け棒くいの銀座で

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