青空文庫

「愛と認識との出発」の感想

愛と認識との出発

あいとにんしきとのしゅっぱつ

倉田百三484
思想と実生活自己認識青年の精神内省的厳粛回顧的

書き出し

この書を後れて来たる青年に贈る兄弟よ、われなんじらに新しき誡を書き贈るにあらず。すなわち始めよりなんじらのもてる旧き誡なり。この旧き誡は始めよりなんじらが聞きしところの道なり。されどわれがなんじらに書き贈るところはまた新しき誡なり。——ヨハネ第一書第二章より——版を改むるに際してこの書は発行以来あまねく、人生と真理とを愛する青年層の人々に読まれて、数多くの版を重ね、今もなおあわただしい世相の動きに

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