青空文庫

「小爆発二件」の感想

小爆発二件

しょうばくはつにけん

初出:「文学」1935(昭和10)年11月

寺田寅彦13
懐古科学的手法自然と人間の冥通静謐分析的叙情的

書き出し

昭和十年八月四日の朝、信州軽井沢千が滝グリーンホテルの三階の食堂で朝食を食って、それからあの見晴らしのいい露台に出てゆっくり休息するつもりで煙草に点火したとたんに、なんだかけたたましい爆音が聞こえた。「ドカン、ドカドカ、ドカーン」といったような不規則なリズムを刻んだ爆音がわずか二三秒間に完了して、そのあとに「ゴー」とちょうど雷鳴の反響のような余韻が二三秒ぐらい続き次第に減衰しながら南の山すそのほう

2020/12/09

19双之川喜41さんの感想

 映像の時代は 手っ取り早い面を 否定しにくいけど 天災事変を 文字で 表すことは 意義深いと思われる。 科学者と 文学者の両面を 具有した 寅彦ならではの 文である。 時代を写し 伏せ字の部分があり 気を引くと思った。

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