青空文庫

「簔虫と蜘蛛」の感想

簔虫と蜘蛛

みのむしとくも

初出:「電気と文芸」1921(大正10)年5月

寺田寅彦11
家族不和日常の非日常自然観察芸術家描写叙情的懐古静謐

書き出し

二階の縁側のガラス戸のすぐ前に大きな楓が空いっぱいに枝を広げている。その枝にたくさんな簔虫がぶら下がっている。去年の夏じゅうはこの虫が盛んに活動していた。いつも午ごろになるとはい出して、小枝の先の青葉をたぐり寄せては食っていた。からだのわりに旺盛な彼らの食欲は、多数の小枝を坊主にしてしまうまでは満足されなかった。紅葉が美しくなるころには、もう活動はしなかったようである。とにかく私は日々に変わって行

2025/07/23

艚埜臚羇1941さんの感想

  ある種の ジバチは 蜘蛛の 特定の 胸の局所の 微細なる一部分に 精確に 一刺して 体内に 毒を 盛り 体を 麻痺させ そこに 卵を 生み付ける。その後 子供蜂は 痺れて 身動き 出来ないままの 蜘蛛を 保存食として 育つことが あるという。ジバチの 食い物にされる 蜘蛛というのは それでも 誰かに 習ったわけでも ないのに 見事な 網を 張り巡らし 蓑虫の 袋の 中の ものを 有効活用したりして なんて おりこうちゃんなんだろう。と感じた。

2024/10/02

8eb05d040692さんの感想

蓑虫って最近見なくなった。虫は得意じゃないけど、見なくなるとそれはそれで寂しい

2020/05/20

田村顕さんの感想

昔、昆虫に夢中になったことがあったのでとても懐かしく感じられました。

2017/11/11

dd727d5a7a52さんの感想

面白かったです! 作者と共に蓑虫を解剖して、作者と共に大自然界で図々しく生きている人間をふと立ち止まって考えさせられました。

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