青空文庫

「風琴と魚の町」の感想

風琴と魚の町

ふうきんとさかなのまち

初出:「改造」1931(昭和6)年4月

芙美子38
下町風土家族不和旅の情景芸術家描写叙情的懐古静謐

書き出し

1父は風琴を鳴らすことが上手であった。音楽に対する私の記憶は、この父の風琴から始まる。私達は長い間、汽車に揺られて退屈していた、母は、私がバナナを食んでいる傍で経文を誦しながら、泪していた。「あなたに身を託したばかりに、私はこの様に苦労しなければならない」と、あるいはそう話しかけていたのかも知れない。父は、白い風呂敷包みの中の風琴を、時々尻で押しながら、粉ばかりになった刻み煙草を吸っていた。私達は

2025/09/22

8eb05d040692さんの感想

貧しい行商は明日をもしれぬ暮らしは辛いことばかりか…

2019/10/07

7a6938ae6621さんの感想

高校の現代国語の教科書に収録されていました。どうにもならない貧しさ、その中での幸せなど。 大人になってからも、時々思いだしていました。また、読むことができて、良かったです。

2019/10/07

a2c728b22ca5さんの感想

少女の感性、貧しさ、いたたまれなさ、苦しくなるような美しさがありました。

2017/05/27

fe98f10884d1さんの感想

尾道の古い昔と貧しかったであろう、その時代が感じられる名作と再確認しました。

2016/09/23

麦の海さんの感想

途中まで この人の文章を読んだのはこれが始めてですが、言葉にやわらかさが無いように思いました。 私は言葉がきれいでやわらかい文が好きなので、この話は少し苦手でした

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