しばかり
初出:「中央公論」1921(大正10)年1月
書き出し
私は自分の住み家の庭としてはむしろ何もない広い芝生を愛する。われわれ階級の生活に許される程度のわずかな面積を泉水や植え込みや石燈籠などでわざわざ狭くしてしまって、逍遙の自由を束縛したり、たださえ不足がちな空の光の供給を制限しようとは思わない。樹木ももちろん好きである、美しい草花以上にあらゆる樹木を愛する。それでもし数千坪の庭園を所有する事ができるならば、思い切って広い芝生の一方には必ずさまざまな樹…
縮緬のこころ
さいかち淵
木の都
8eb05d040692さんの感想
芝刈りをするにしても色々と考えてしまうのが作家というものなのかも
9774180af6fdさんの感想
単調な芝生刈りにもいろんな事が連想されて面白かった