青空文庫

「先生の眼玉に」の感想

先生の眼玉に

せんせいのめだまに

初出:「九州日報」1924(大正13)年2月

不条理少年の日常童話的ファンタジー怪奇静謐

書き出し

子供が大ぜい遊んでいるところに雪がふって来ました。「ヤアイヤアイ雪がふって来た雪降れウント降れ塩になれ砂糖になれ」とみんながよろこびました。「砂糖になったらどうするか」と大きな声がきこえましたので、ビックリしてその方を見ますと、白い鬚を生やして、白い着物を着て、白い帽子を冠って、長いすきとおった氷柱のような杖を持ったお爺さんが立っておりました。子供達はおどろいてそのお爺さんの顔を見ていますと、お爺

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