青空文庫

「やんぬる哉」の感想

やんぬる哉

やんぬるかな

太宰12
文壇交友社会疎外自己認識懐古鬱屈

書き出し

こちら(津軽)へ来てから、昔の、小学校時代の友人が、ちょいちょい訪ねて来てくれる。私は小学校時代には、同級生たちの間でいささか勢威を逞しゅうしていたところがあったようで、「何せ昔の親分だから」なんて、笑いながら言う町会議員などもある。同級生たちはもうみんな分別くさい顔の親父になって、町会議員やらお百姓さんやら校長先生やらになりすまし、どうやら一財産こしらえた者みたいに落ちつき払っている。しかし、だ

2023/03/15

鍋焼きうどんさんの感想

のろけとも自慢話とも言える医師の話を綴るだけで都会と田舎の生活や意識の違いを鮮明に浮び上がらせている。また医師の話が聴いている太宰に激しい郷愁を抱かせる。オチも含めて良く出来た掌編だ。

2021/09/09

bc43847ac151さんの感想

落ちが見事で面白かった。

2019/11/03

19双之川喜41さんの感想

 題意は こうなったらどうしようもないと言うくらいの意味で  あまり 使われないときく。 太宰が疎開先で  太宰のファンと称する医師から  林檎酒や 鯰の蒲焼 などで接待を受け  帰りがけに見かけた 女 を揶揄すると まずいことになる。 読んで笑わない人は  問題を抱えている人かもしれないと感じた。

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