青空文庫

「スランプ」の感想

スランプ

スランプ

内省創作背景孤絶芸術家描写内省的回顧的鬱屈

書き出し

——ぷろふいる社御中——申訳ありません。このあいだ御下命の原稿、一度、御猶予願っておきながら、まだ書けずにおります。ひどいスランプに陥ってしまったのです。いささか広告に類しますが、私はスランプに陥った経験がまだ一度もないのです。九州日報社で編輯と外交の中ブラリンをつとめております時分に、新聞専門家の間に名編輯長として聞こえていた、同時に自由詩社の元老として有名な加藤介春氏から、神経が千切れる程いじ

2020/01/08

2916cfb30de5さんの感想

スランプに関してはスラスラと書ける皮肉。事実しか書けない人間になって「心にもない作り事」=創作は書けなくなってしまったんでしょうか?というあたり。とんでもない話をまるで見てきたように書く夢野先生は弱音も理路整然としているが、わりと切実。 ……本当にスランプなのか。

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