青空文庫

「黒白ストーリー」の感想

黒白ストーリー

こくびゃくストーリー

初出:「黒白」1925(大正14)年5月号~9月号

夢野久作54
奇人描写日常の非日常社会疎外怪奇軽妙

書き出し

材木の間から——1——飯田町附近の材木置場の中に板が一面に立て並べてあった。イナセな仕事着を着た若い者三平はその板をアチコチと並べ直しながらしきりにコワイロを使い、時には変な身ぶりを交ぜた。三平は芝居気違いであった。三平はふと耳を澄ました。材木の間から向うをのぞいたが、忽ち眼を丸くして舌をダラリと出した。インバネスに中折れの苦味走った男と下町風のハイカラな娘が材木の積み重なった間で話しをしている。

2021/03/30

ひまわりさんの感想

読みやすい短編集(って言っていいのかな?) タイトルの「黒白」の通り、対比がテーマになっている。それぞれの話に○○と△△っていうタイトルが付けられるから、読了後は是非自分が感じた対照的な2つの単語をあてはめて自分なりのタイトルを考えてみると良い。

2018/07/20

54185f347e0aさんの感想

古い活動写真を眺めているような、夢野ワールド。展開がぱらぱらと小気味よく切り替わる活字の組立が面白い。

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