青空文庫

「なかじきり」の感想

なかじきり

なかじきり

初出:「斯論」1917(大正6)年9月

鴎外5
創作背景回顧的孤絶自己認識内省的静謐

書き出し

老いはようやく身に迫ってくる。前途に希望の光が薄らぐとともに、みずから背後の影をかえりみるは人の常情である。人は老いてレトロスペクチイフの境界に入る。わたくしは医を学んで仕えた。しかしかつて医として社会の問題に上ったことはない。「※※雕朽木、老大免左遷」の句がある。わたくしの多少社会に認められたのは文士としての生涯である。抒情詩においては、和歌の形式がいまの思想を容るるに足らざるをおもい、また詩が

2022/02/18

19双之川喜41さんの感想

 年寄りに 自伝を書かせると 多くの場合 自画自賛 ▫自慢話▫愚痴▫ 意味不明の文章 ということにはなる。 鴎外は 総仕切になるかもしれない中仕切で  自己に厳しく 決して満足していないことが 窺われる。 来訪者を うるさがっているのは 老人性の ひきこもり かもしれないと感じた。

2016/06/16

888af6ecdb92さんの感想

つらい

2016/02/24

3e9c4b240bacさんの感想

老境に入った森鴎外が、自分の人生を振り替えってどういう心境にあるかを綴り、この文章を人生の「なかじきり」として区切りをつけた作品。 自分自信を顧みて反省するというよりは、他人に向けて書いてるっぽい。 「自分は自分を芸術家とは考えてないから、わざわざ芸術とかその他もろもろの件で訪ねてくるのはやめろ」的な(笑)忙しかったんだね(笑)

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