青空文庫

「白い翼」の感想

白い翼

しろいつばさ

初出:「近代風景」1927(昭和2)年2月号

動物描写孤絶死の受容叙情的静謐

書き出し

或る夕方、雄鳩が先に小屋へ入った。片隅へ遠慮ぶかく落付きながら彼は雌を呼んだ。雌が来た。入口で一寸首を傾け内部を覗いてから棲り木に移った。彼等は両方からより添って互の体を軟く押しつけ合った。外はまだ明るかった。特に西空はたっぷり夕陽の名残が輝いて、ひらいた地平線の彼方に乾草小屋のような一つの家屋の屋根と、断れ断れな重い雲の縁とを照し出していた。櫟の金茶色の並木は暖い反射を燦かしたが、下の小さい流れ

2019/04/26

2233e92893ecさんの感想

しんみり、じんわり、心の琴線に触れます。 短いので、ゆっくり、朗読すると、素敵です。

2018/03/30

f4f4958fd902さんの感想

切ないけど綺麗な話

2016/07/31

0a5f348d86a8さんの感想

バカな鳩だと思ったけど、それだけでは終わらない、不思議な物語だと感じた。『面白い』とはまた違う魅力があると思う。

2016/07/09

YELLOWテントマンさんの感想

雄鳩が鏡に映る自分の姿を、死んでいなくなった雌鳩と思い込み、体をくっつける。冷たいが満足し安心して寝てしまう。悲しいがそれで良い。

1 / 0