青空文庫

「雪之丞変化」の感想

雪之丞変化

ゆきのじょうへんげ

初出:「朝日新聞」1934(昭和9)年11月~1935(昭和10)年8月

下町風土奇人描写怪奇芸術家描写叙情的幽玄

書き出し

女がた一晩秋の晴れた一日が、いつか黄昏れて、ほんのりと空を染めていた夕映も、だんだんに淡れて行く頃だ。浅草今戸の方から、駒形の、静かな町を、小刻みな足どりで、御蔵前の方へといそぐ、女形風俗の美しい青年——鬘下地に、紫の野郎帽子、襟や袖口に、赤いものを覗かせて、強い黒地の裾に、雪持の寒牡丹を、きっぱりと繍わせ、折鶴の紋のついた藤紫の羽織、雪駄をちゃらつかせて、供の男に、手土産らしい酒樽を持たせ、うつ

2024/04/09

19双之川喜41さんの感想

 東京 新宿に 十二社池之下なる バス停留場が あった。池は 何時のまにか 姿を 消し バス停の 名を 残すのみと なったけれど その池は 雪之烝が かつては 逢瀬を 愉しんだ 場所として ローカル名所として 知る人は 知っていたけど 今では 誰も 知らない と思う。仇討ち 物語は いつもながら 持続する 意思に 感心する。健忘症には 話が 始まらないで あろう。

2022/01/24

4a359431673dさんの感想

長編ながら飽きることなく最後まで読める。所々、都合の良すぎる展開もあるが冒険活劇的ご愛嬌。時代の隔たりはあれどもっと世にしれてもいい作品。面白かった。

2016/04/23

3abbd348611aさんの感想

言葉ずかいの素晴らしさ、いまでも使われているのでしょうか。 この本を読みながら 昔を思い出しました。ありがとうございます。

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