青空文庫

「余話」の感想

余話

よわ

秘められた箱

ひめられたはこ

内省回顧的家族不和文壇交友孤絶懐古静謐

書き出し

厳格らしい母だつた。幼時余は、母に、『論語』を学び、二宮尊徳の修身を聴講し、『ナショナル・りいどる』巻の一に依つて英語を手ほどかれ、『和訳すゐんとん万国史』を講義された。それらの記憶は、ひどく曖昧である。『論語』では、母のそれでは、「友アリ遠方ヨリ来ル」云々に就いての解釈を朧げに憶えてゐる。『ナショナル・りいどる』では、母がそれを購ふ時「なしよなる・りいどるの巻の一……」と云つたので、何やら余は、

2025/08/08

艚埜臚羇1941さんの感想

  母の 鍵を かけてある 箱を こじ開けて 中の 蔵書を 密かに 盗み 読みする。なかから 出て 来たのは 枕絵とか 危な絵の 類い ではなく 読書家が 読むような ごくごく 普通の 本だった ようだ。もしかしたら 息子を 本好きに するための 母親の 深慮遠謀で は なかったかと 見当はずれ かもしれない 深読みを してみた。

2021/08/25

5689503e0815さんの感想

何を言いたいんだろう。

2018/12/09

b25b0bd2dcfbさんの感想

随筆。幼い頃母は英語や世界史、論語を講義してくれたが己はあまり熱心な生徒ではなかったと語る。それよりも母が隠れて楽しんでいた書物に興味をそそられ、こっそり手を出し読んだ「風流線」が初めての小説だったという。 昔は小説も数十年前の漫画のように軽んじられていたものなあ。けれど結局筆者はそれをたずきにしているのだからクスリ。自分も親の居ぬ間に親の本棚を漁ったことを思い出してほのぼのした。

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