青空文庫

「苦しく美しき夏」の感想

苦しく美しき夏

くるしくうつくしきなつ

民喜22
病中苦悩療養生活自然と人間の冥通叙情的憂鬱静謐

書き出し

陽の光の圧迫が弱まってゆくのが柱に凭掛っている彼に、向側にいる妻の微かな安堵を感じさせると、彼はふらりと立上って台所から下駄をつっかけて狭い裏の露次へ歩いて行ったが、何気なく隣境の空を見上げると高い樹木の梢に強烈な陽の光が帯のように纏わりついていて、そこだけが赫と燃えているようだった。てらてらとした葉をもつその樹木の梢は鏡のようにひっそりした空のなかで美しく燃え狂っている。と忽ちそれは妻がみたいつ

2016/02/07

a98a2cd23bf1さんの感想

光や色が 様々に描かれていて いろいろな絵画を思い浮かべた。 『苦しくて美しき』さらに悲しみも 強く感じた。

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