だいぼさつとうげ
13 如法闇夜の巻
13 にょほうあんやのまき
書き出し
一お君は、やがて駒井能登守の居間へ通されました。能登守の居間というのは、そこへ案内されたお君が異様に感じたばかりでなく、誰でもこの居間へ来たものは、異様の念に打たれないわけにはゆかないものであります。それは畳ならば六十畳ほどの広さを持った居間に、畳を敷いてあるのでなく、板張りにして絨氈のようなものが敷き詰められてありました。その広い室の中央と片隅とに卓子が置かれて、その周囲には椅子が置かれて、四方…
旗本退屈男
相馬の仇討
稲生播磨守