青空文庫

「大菩薩峠」の感想

大菩薩峠

だいぼさつとうげ

13 如法闇夜の巻

13 にょほうあんやのまき

中里介山231
文明開化時代劇武士の倫理厳粛叙情的

書き出し

一お君は、やがて駒井能登守の居間へ通されました。能登守の居間というのは、そこへ案内されたお君が異様に感じたばかりでなく、誰でもこの居間へ来たものは、異様の念に打たれないわけにはゆかないものであります。それは畳ならば六十畳ほどの広さを持った居間に、畳を敷いてあるのでなく、板張りにして絨氈のようなものが敷き詰められてありました。その広い室の中央と片隅とに卓子が置かれて、その周囲には椅子が置かれて、四方

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