青空文庫

「劉海石」の感想

劉海石

りゅうかいせき

奇人描写怪奇歴史的人物の描写厳粛幽玄

書き出し

劉海石は蒲台の人であった。十四歳の時にその地方に戦乱が起ったので、両親に従いて浜州に逃げて往って、其処に住んでいたが、その浜州に劉滄客という者があって、同じ教師について学問をした関係から仲が好くなって、とうとう義兄弟の約束をした。間もなく海石の両親が亡くなり、海石はその遺骨を奉じて蒲台の故郷へ帰ったので、二人の間の音問は絶えてしまった。滄客の家は頗る裕であった。年は四十になったところで二人ある児の

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