青空文庫

「新郎」の感想

新郎

しんろう

初出:「新潮」1942(昭和17)年1月号

太宰17
回顧的家族不和死の受容貧困叙情的憂鬱静謐

書き出し

一日一日を、たっぷりと生きて行くより他は無い。明日のことを思い煩うな。明日は明日みずから思い煩わん。きょう一日を、よろこび、努め、人には優しくして暮したい。青空もこのごろは、ばかに綺麗だ。舟を浮べたいくらい綺麗だ。山茶花の花びらは、桜貝。音たてて散っている。こんなに見事な花びらだったかと、ことしはじめて驚いている。何もかも、なつかしいのだ。煙草一本吸うのにも、泣いてみたいくらいの感謝の念で吸ってい

2019/10/26

19双之川喜41さんの感想

 開戦間近の頃に 書かれたものらしく  題名と 意味とは かけ離れているので  勘違い する 人の方が  当たり前と言う 話である。 新郎の心意気に託して 国民の心構えのようなものを ユーモアを交えて 記してあるけど 今読むと  秘めた 反戦のようにも 読み解けると 思う。

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