ぐじんのどく
初出:「改造」1926(大正15)年9月号
書き出し
1ここは××署の訊問室である。生ぬるい風が思い出したように、街路の塵埃を運び込むほかには、開け放たれた窓の効能の少しもあらわれぬ真夏の午後である。いまにも、柱時計が止まりはしないかと思われる暑さをものともせず、三人の洋服を着た紳士が一つの机の片側に並んで、ときどき扇を使いながら、やがて入ってくるはずの人を待っていた。向かっていちばん左に陣取った三人のうちいちばん若いのが津村検事で、額が広く目が鋭く…
デパートの絞刑吏
小熊秀雄全集-20
文部省の仮名遣改定案について
8eb05d040692さんの感想
面白かったです。最後のどんでん返しは意外だった。
阿波のケンさんさんの感想
毒殺容疑の謎解きのお話、最後の最後でどんでん返しがある。