ちゅうごくかいきしょうせつしゅう
05 酉陽雑爼(唐)
05 ゆうようざっそ(とう)
書き出し
第三の男は語る。「唐代は詩文ともに最も隆昌をきわめ、支那においては空前絶後ともいうべき時代でありますから、小説伝奇その他の文学に関する有名の著作も甚だ多く、なにを紹介してよろしいか頗る選択に苦しむのでありますが、その中でわたくしは先ず『酉陽雑爼』のお話をすることに致します。これも『捜神記』と同様に、早くわが国に渡来して居りますので、その翻案がわが文学の上にもしばしばあらわれて居ります。この作者は唐…
LOS CAPRICHOS
真景累ヶ淵
狐憑