青空文庫

「お律と子等と」の感想

お律と子等と

おりつとこらと

初出:「中央公論」1920(大正9)年10、11月

下町風土家族不和日常の非日常回顧的鬱屈

書き出し

一雨降りの午後、今年中学を卒業した洋一は、二階の机に背を円くしながら、北原白秋風の歌を作っていた。すると「おい」と云う父の声が、突然彼の耳を驚かした。彼は倉皇と振り返る暇にも、ちょうどそこにあった辞書の下に、歌稿を隠す事を忘れなかった。が、幸い父の賢造は、夏外套をひっかけたまま、うす暗い梯子の上り口へ胸まで覗かせているだけだった。「どうもお律の容態が思わしくないから、慎太郎の所へ電報を打ってくれ。

2019/10/26

19双之川喜41さんの感想

 危篤の母親が  絶命するまでの  家族や 周りのものの 様子が 描写されている。 芥川の作品の中では 異色なような気が 少しした。

1 / 0