青空文庫

「春の潮」の感想

春の潮

はるのうしお

初出:「ホトトギス」1908(明治41)年4月号

下宿生活回顧的家族不和内省的叙情的静謐

書き出し

一隣の家から嫁の荷物が運び返されて三日目だ。省作は養子にいった家を出てのっそり戻ってきた。婚礼をしてまだ三月と十日ばかりにしかならない。省作も何となし気が咎めてか、浮かない顔をして、わが家の門をくぐったのである。家の人たちは山林の下刈りにいったとかで、母が一人大きな家に留守居していた。日あたりのよい奥のえん側に、居睡りもしないで一心にほぐしものをやっていられる。省作は表口からは上がらないで、内庭か

2017/08/24

b9ef941530ccさんの感想

伊藤左千夫の春の湖は、省作とおとよの恋のと結婚の葛藤の話。

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