青空文庫

「琴のそら音」の感想

琴のそら音

ことのそらね

夏目漱石61
下宿生活内省文壇交友金銭と人間関係分析的叙情的回顧的

書き出し

「珍らしいね、久しく来なかったじゃないか」と津田君が出過ぎた洋灯の穂を細めながら尋ねた。津田君がこう云った時、余ははち切れて膝頭の出そうなズボンの上で、相馬焼の茶碗の糸底を三本指でぐるぐる廻しながら考えた。なるほど珍らしいに相違ない、この正月に顔を合せたぎり、花盛りの今日まで津田君の下宿を訪問した事はない。「来よう来ようと思いながら、つい忙がしいものだから——」「そりゃあ、忙がしいだろう、何と云っ

2023/05/03

eaca640ee947さんの感想

津田くんの住む御殿町から吹上坂を通り庚申坂を下り右手の深光寺等を見ながら拓大の突き当りを左折し関口(台町)の自宅まで雨の中を歩く主人公。 不吉な予兆があれこれと起き、心がざわめき始め、不安が増してゆく様子が伝わります。 丸ノ内線が通る半世紀近く前の小石川の様子がうかがえて面白い。 周辺の住人には必読の作品です。

2022/01/25

19双之川喜41さんの感想

 漱石は 駄洒落は すかないが ユーモアは 好むそうで その事が よくわかる作品である。 迷信を信じないはずなのに 胸騒ぎがして 婚約者のもとに 駆けつけてしまう話である。

2020/12/19

6ed1fc493468さんの感想

しっかし、よく歩くよね 小石川から茗荷谷?茗荷谷から四谷、四谷から神楽坂?そして神楽坂から茗荷谷?当時の路面電車を使ったのか? 何れにしても昔の人はよく歩いたもんだ。想像しただけでもうんざりする。必要にかられてしているウォーキングで、当時の人はさぞや健康だったのだろう。

2019/01/05

25c37b8a92f1さんの感想

よくわからなかった。

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