みやちかろく
煤煙の匂ひ
ばいえんのにおい
初出:「中外」1918(大正7)年7月号
19双之川喜41さんの感想
プロレ文学のようなものである。 流れ者の 最下層の工場労働者が 他の地に行くでもなく 代わり映えのしない生活を送り たまに 経済書らしき本を読むという筋である。
ある職工の手記
あるしょっこうのしゅき
初出:「改造」1919(大正8)年9月号
老残
ろうざん
初出:「中央公論」1952(昭和23)年3月号
終戦直後の混乱時代に 人は皆 何とかして 生き残る術を 見つけなければならなかった。 インチキ占い師 ▫にわかはんこ屋 ▫ささやかな法律知識を元手に 代書屋の様な事▫焼跡闇市派の 悪戦苦闘(あくせんくとう)は 思い出しても辛い。 模擬告別式と称して 弔辞をでっち上げるのには 吹き出した。